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vol.14


ブラマンテ 代表

田島 弓子

IT業界専門の展示会主催会社などにて、マーケティング・マネージャを勤めた後、1999年マイクロソフト日本法人に転職。Windowsの営業、マーケティングに一貫して従事。最終的には当時営業・マーケティング部門では数少ない女性の営業部長を勤める。2007年キャリアおよびコミュニケーション支援に関する事業を行うためブラマンテ株式会社を設立。「個人のハッピー」と「会社のハッピー」をすり合わせる、をテーマに社員研修、セミナー、執筆活動を行っている。また日本生産性本部主催の「女性活躍パワーアップ大賞」立ち上げ時、3年間推進委員を務めた。 主な著書に、『プレイングマネジャーの教科書』(ダイヤモンド社)、『女子社員マ ネジメントの教科書』(ダイヤモンド社)等がある。


「上司が活躍女性像の提示を」

 日本の働く女性を取り巻く状況は年々変化を遂げている。私自身の仕事も、女性活躍推進に関する研修や講演が大幅に増えているが、受講者のニーズは「やるべきかやらなくていいものなのか」ではなく、「どうすればよいのか」に変化しているのを肌で感じている。
 そこで、直属の上長各位にぜひとも申し上げたいことがある。それは、国が法律をつくったり、社長命令だから「女性活躍推進をやる」のではなく、「女性活躍推進なんてモノがなくても、俺はお前に活躍してほしい」くらいの気概で取り組んでいただきたいということだ。
 自分の下でどんな経験を積み、どんなスキルを習得してほしいのか。この会社でどのようにステップアップしてほしいのか。結婚しても子供が産まれても、仕事と家庭を両立しながらこの会社の戦力として活躍し続けてもらうために、どのように上司としてサポートしていけばよいのか。具体的に活躍してほしい姿とそのために自分がやるべきことを、まず上司が描くことが重要だ。
 「これからは女性活躍推進だから、君にもこれからはがんばってもらいたい。で、どうしたい?」と上司から言われても、今まで期待されてこなかった女性部下であればあるほど、自分のキャリアを急に描くことは難しい。しかし、上司が「期待する具体的な活躍の姿」を提示すれば、女性部下はそれをベースに自分のキャリアをプランする一歩を踏み出すことができるだろう。
 女性がチャレンジに動かされるのは「自分がやりたいから」よりも「期待されたから」であることが多い。そんな女性のモチベーション特性を踏まえ、期待を伝え続けながら男女平等に鍛え、戦力として育成する。直属の上長こそ女性社員の最大の理解者でありサポーターであってほしい。
 





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