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vol.31


電機連合 中央執行委員/日本労働組合総連合会(連合)中央執行委員 
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 推進委員

冨高 裕子

1992年4月パイオニア株式会社入社。2004年7月パイオニア労働組合 中央執行委員。2008年 7月 電機連合 中央執行委員 労協・法規政策部長。2012年7月同社会政策部長(2012年10月より連合中央執行委員兼任) ※金属労協初の女性常任幹事(2010〜2012年)、労働政策審議会委員等 。


働き方改革はダイバーシティ推進の大きな一歩

 ダイバーシティを推進していくうえで"誰もが多様な働き方を選択できる"ということは重要であり、日本再興戦略の中でも「柔軟で多様な働き方ができる社会」を創り上げるということが掲げられている。

 しかし今の日本では「柔軟で多様な働き方」を選択することは、ともするとパートやアルバイトをはじめとする非正規労働を選択せざるを得ないという事態にもつながっている。

 これは、日本ではいまだに「長時間労働」を是とする慣習が根付いており、育児や介護などを行う労働者が、期間の定めのない安定した雇用に就くことができない要因のひとつにもなっているからではないだろうか。 この「働き方」に対する日本人の意識を変革することが、ダイバーシティ推進の大きな一歩であると考える。

 私の周りには、短時間勤務で効率的に働きながら、自分の能力をフルに発揮している方も多くいる。その働き方は私自身の「働く」ことへの意識改革にもつながったと感じている。

 それぞれが自らの「働き方」を見つめなおし、「働き方」を改革していくことが、日本のダイバーシティに対する意識の醸成に少なからず影響を与えるであろうし、日本の活性化にもつながるはずである。そのような思いを持ってダイバーシティの推進に取り組んでいきたい。


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