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vol.30


ブラマンテ株式会社 代表 
ワーキングウーマン・パワーアップ会議 推進委員

田島 弓子

大学卒業後、IT業界専門の展示会主催会社などにてマーケティングマネジャーを務めた後、1990年にマイクロソフト日本法人に転職し、約8年間の在籍中、Windowsの営業およびマーケティングに一貫して従事。当時、営業・マーケティング部門では数少ない女性の営業部長を務める。在籍中、個人及び自身が部長を務めた営業グループでプレジデント・アワードを2回受賞する。2007年、ブラマンテ株式会社を設立。サラリーマン時代の経験を活かし、若年層向け働き方論、中間管理職向けビジネス・コミュニケーション、女性社員の活躍支援の3分野に特化し、社員研修、セミナー、大学講義、執筆などの活動を行っている。


上司次第で女性社員は「確変」する

 女性活躍推進をすすめていくためには、女性社員が変わらなければならない。それは正論です。しかし、男性上司が女性社員の言動に戸惑いを感じるとき、それは決して「能力差」なのではなく、男女間の考え方や価値観の「違い」から来ているものだということを、男性上司は知る必要があります。さもないと、優秀でやる気のある女性社員を埋没させることになるからです。

 一方、女性にステレオタイプはありません。男女間の違いを知識として持つだけでは足りません。自分の女性部下がどのようなタイプで、何に悩みどのようなキャリア観を持っているのか。「女は難しい」から脱却し、真剣に「関わりたい」という思いを持つこと、すなわち、男性上司も変わることが女性活躍推進には不可欠なのです。

 そんな思いが込められた上司のさりげない一言は、女性を驚くほど勇気づけてくれます。「あのときの上司の言葉で最後までがんばることができた」そんな一言を一生レベルで覚えている…。自分の経験も含め、女性のそういうエピソードをあげたらきりがありません。

 男性上司の覚悟と努力が、世の女性社員を「確変」させるのです。


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